GB39.懸鐘=絶骨 |
落頚穴 |
(3)第3の治療法~「懸鐘穴」(絶骨)を利用した治療法~
※GB39.懸鐘(けんしょう)=絶骨(ぜっこつ)~<参考図:東洋医学見聞録、西田皓一著>
●取穴部位:外果から陽陵泉穴に向かい上3寸
●要 穴:髄会
●筋 肉:短腓骨筋
●運動神経:浅腓骨神経
●知覚神経:外側腓腹皮神経、浅腓骨神経
●血 管:前脛骨動脈
※「上に病があれば穴を下に取り、下に病があれば穴を上に取る」という中医学の治療原則に則っている施術法です。今後、何度も出て来る治療原則ですよ!
(5)第5の治療法~「落頚穴」~<参考図:東洋医学見聞録、西田皓一著>
●「寝違い」で、あまり頻度は多くないが、側頚部のやや前方、胸鎖乳突筋の付近に痛みを訴える時がある。そんな時のツボです。揉まずに押してくださいね!
(6)治療の仕上げに、「阿是穴」を刺す~
※経絡を外れた所にも圧痛を感じる時もある。2つの「阿是穴」の説明を掲載します。
①「阿是穴」というのは、よく凝っている所を押すと「阿阿(アア)是(そこそこ)」と言いたくなるから、このように呼ばれるようになったらしい。蛇足ながら、「阿」は「アー」という感嘆詞、「是」は「はい、そうです」「ここです」という意味である<参考資料:東洋医学見聞録、西田皓一著>
②「阿是穴」の阿是というのは田んぼの畦(あぜ)という意味で、即ち、本来の道ではないけれども、田んぼの畦道を通る事によって、いわばバイパスを通っていくと、また独特な道としての働きもあるのです。ツボとしてそのような働きもあるのです<参考資料:経穴解説、藤本蓮風著>
※「寝違い」は3回で終了です、「鞭打ち症の後遺症」にも応用できますよ!
※「自習時間」は、(4)、次回から「ぎっくり腰」についてアップします。
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