2012年6月16日土曜日

歯科で漢方薬? (2)

 第2回目は「口腔乾燥症」「口渇」に歯科で処方できる漢方薬です
6月15日のブログで嚥下領域においての「口腔乾燥症」について
アップしました、漢方薬治療からも考えてみます。

(2)ツムラ五苓散<TJ-17>
尿量の減少、眩暈(めまい)、体が重いなどの訴えを適応とし、利水作用がある事が知られている。水分の停滞からくる口渇、浮腫、嘔吐などの症状に対する方剤である。適応となる舌は、湿潤で白膩(じ)苔である。 ※膩はアブラという漢字です。


(3)ツムラ白虎加人参湯<TJ-34>
糖尿病、シェーグレン症候群、向精神薬、抗不整脈薬、放射線治療による口腔乾燥症に対して有効性があり、注目されている適応は、体のほてりや、疲れやすい、多汗、脱水症状や軽い寒気などを訴える場合である。適応となる舌は、乾燥、白苔が多い。






<大阪歯科大学教授 王 宝禮先生からの蘭丸父への個人メールからでした>

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