2012年8月7日火曜日

市販の漢方軟膏(1)

<2012年7月25日(水)ブログの抜缶慮法(2)、※抜缶慮法の欠点、②同一部位に繰り返し抜缶すると、水泡を作ることがある。>
と書きましたので、市販の漢方軟膏を3種類をご紹介します。
①紫雲膏→肌の色んなトラブルに、ご家庭の常備薬として大変役立つ軟膏です。カサカサ
 中国の明代に、珍 実功が著した「外科正宗」に記載されていた潤肌膏をもとに、江戸時代の医師・花岡青洲が創案した軟膏であり、ヒビ、アカギレ、シモヤケ、魚の目、アセモ、タダレ、外傷、火傷、カブレなど、膿や滲出液の少ない皮膚症状に適応される。原材料のうち、殺菌・抗炎症作用を持つ、ムラサキ(紫根)は、染料植物としても使われ、出来上がった軟膏は美しい薄紫になる。
②太乙膏肉芽形成を助け、ジュクジュクした患部、慢性化したケースに向いています。
 黄色で独特の匂いがある。「神仙太一膏」として、中国の北宋の徽宗の勅令による『太平恵民和剤局方』(陳師文、宗元、陳承の編著)に記載されていた処方をもとにしている。
③中黄膏清熱作用が特徴、うち身、ネンザ、急性化膿性皮膚疾患(ハレモノ)の初期に、
 2種類の生薬が配合された黄色の油性軟膏です。江戸時代の医師・花岡青洲が「黄連膏」という軟膏を改良して作ったといわれている。カレー粉に含まれる「ウコン」と、胃腸薬やシップ剤として使われる「キハダ」を会わせた処方で、どちらの生薬も黄色をしていることから、濃い黄色の軟膏になります。
ウチダ和漢薬
50g、1890円

クラシエ
14g、893円















メルスモン製薬
21g、1890円

協和新薬
20g、768円














松浦漢方
中黄膏(ベルクミン)
20g、980円

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