2012年8月6日月曜日

抜缶療法(8)

※抜缶治療④ ~落枕(寝違い)~頚椎症~五十肩(肩関節周囲      
           炎)~
●落枕(寝違い)
 原因は不自然な姿勢で寝たり、風、寒冷によって局所の経脈と血管の流れが障害されたときに起こる。症状は首が硬くなり、痛みや首が回りにくくなる。首の動きが制限される。
取穴GV14大椎SI14肩外兪GB21肩井BL10天柱阿是穴など。それらに圧痛がある。また痛みを訴える経脈の穴位の上に取穴する。
治療方法:実習します。 
●頚椎症
 頚椎症は頚椎の退行性病変の一種で、中老年者によく見られる。頚椎椎間板の退行病変や増殖などにより神経や血管を圧迫するために、頚部や肩周辺に現れる一連の症状である。また鞭打ち症などの外的な障害によっても起こる。いずれの原因であっても治療方法としては、変らない。一般に、瘀血が原因になっていることが多いらしく缶象は、ドス黒い内出血を当初は認めることが多い。
取穴GV14大椎GB20風池BL10天柱、頚部夾脊穴、それにLI11曲池BL60崑崙
治療方法:実習します。
五十肩(肩関節周囲炎)
 肩関節嚢およびその周囲組織の病変によって引き起こされる肩関節痛と上腕の運動制限がある。40歳以上の中高年者に起こる傾向がある。典型的な症状は、患側の上腕の前方または外側への挙上障害と、背部の後方への回旋障害である。
取穴阿是穴。肩は立体的であるので前後・外側と、各人、人により痛む部位は異なり、また同一人でも阿是穴は毎回移動することが多い。またGV14大椎LI15肩髃SI9肩貞SI10臑また疼痛を訴える部位を走る経脈上のツボに抜缶する。
治療方法:実習します。        <参考資料:抜缶療法の臨床応用、西田 皓一著>
※ハンマー投げの室伏選手が、抜缶療法の全身療法をされていました。蘭丸の父は感激でした。



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