2012年8月24日金曜日

経筋治療の本(1)

 2005年1月17日に、医道の日本社から初版された『誰でもできる経筋治療』の紹介です。著者は、明治鍼灸大学東洋医学基礎教室・教授、篠原 昭二 先生です。この本の「はじめに」からを引用します。~~~古来、運動器系愁訴は経筋病と考えられて診断・治療されてきたと思われる。しかし、今日、運動器系愁訴でありながら、経筋の概念はカリキュラム上で通りすぎるのみで、その有用性や臨床的価値についてはほとんどしられていない。また、一部に経筋を応用した報告も散見されるが、純粋に経筋を応用したとは言いがたいものがほとんどである。そこで、『黄帝内経』に記述された経筋の概念、流注、経筋病の特徴から、経筋を応用した鍼灸治療方法について、わかりやすく解説的に紹介する。疼痛部位を通過する経筋上の末梢の榮穴兪穴などの経穴への非常に軽微な刺激で、運動器系愁訴(動作のつっぱりひきつり、痛みなどがダイナミックに変化する事実を体験したならば、経絡の不思議を実感することだろう。経筋は、経絡学説の深義を理解するための入り口に招き入れるものと考える。また、経筋の流注については独自に描画した。従来の経筋図と異なる点があるが、私自身の臨床経験をあえて優先したものである。~~~
ISBN9784752911050
3675円


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