2012年8月31日金曜日

痛み止めが使えなくなった整形外科医

 2012年8月26日(日)午前10時から1時間、鶴屋東館「パレア」にて、東洋医学ひぐちクリニック・院長 樋口 理 先生の講演を拝聴しました。蘭丸の父は、蘭丸の母とともに、福岡県八女市の先生のクリニックに3月から通院しています。いろんな痛みを持っていた2人です、整形外科を受診すると、何処に通院しても鎮痛剤が効かないなら<手術をしなさい>です。「ロキソニン」「ボルタレン座薬」「リリカ」「モーラステープ」などを毎日、飲んだり、貼ったりしていましたが、改善せず、今年、2月18日(土)の熊本国際交流会館、第264回熊本県東方医学研修会での樋口 理 先生の『痛み止めを使わない整形外科医』の講演を拝聴し、すぐにFAXをして、治療勉強をさせてもらっています。東洋医学(漢方薬針灸治療など)の重要性を感じ、その道を勉強するようになった毎日です。また、初学者ですが、ブログをアップし、少しでも啓蒙に役立てばと想い、毎日、更新しています。ところで、先日の先生の講義の「結語」の抜粋を掲載させていただきます。~~~~~
整形外科疾患
●鎮痛剤の長期使用例では、薬剤を抜いて東洋医学的治療を行うと症状が緩和する。⇒薬を飲んでいる間は治らない。(ただ痛みを止めるだけ)
●鎮痛剤の絶対的適応:局所に熱(+)のワンチャンスのみ
       絶対的禁忌:冷えて痛む例ほぼすべて
樋口 理 先生のコメント
自然治癒力のある方でも、鎮痛剤は長くても3日が限度。慢性疼痛疾患では、鎮痛剤・湿布を続けると、更に悪化させると思われる。それを止めさせて温める治療法にかえると間違いなく、症状は緩和~軽減~消失・治癒へと導けます。
他科疾患
●西洋薬を長期連用しても治癒しない例、又はすぐに再発する例などは、薬剤を抜いて東洋医学的治療を行うと、症例によっては治癒へ導ける。
樋口 理 先生のコメント
疾病の多くは東洋医学では内因が多く、ほとんどは“冷え”て起こるものが多いと想われます。“冷え”て起こるものは温めれば良いと簡単な理論で治療が行えますが、西洋医学には、悲しいかなこの理論がなく、従って治療薬もありません。また薬があっても、冷やす性質ー合成薬の性ーで温めるものが全くありません。
③鍼治療には計り知れないパワーがあることが予想される。特に、“気”“疼痛”“感覚器;眼・耳・鼻など”の分野
樋口 理 先生のコメント
“気”と言っても、目に見えず捕らえ所がありませんが、“気分がすぐれない”“気分がめいる”など西洋医学では、年のせい、気のせい、疲れからなどと相手にされない事に対して、鍼治療をすると、直後にスッキリしたという返事がよくかえってきます。顔面神経麻痺は、鍼治療の独檀場と言っても過言ではないくらいに、有効かつ即効です。新鮮例では3~4回の治療で劇的に改善します。かなり時間のたった陳旧例でも対応できます。眼科・耳鼻科疾患なども、鍼治療をするとかなり有効です。飛蚊症・眼精疲労・耳眼痛・目がしょぼつく・目がボーっとする・目がかゆい・鼻がつまるなどは即効です。眼科や耳鼻科の先生が鍼治療をされると、多くの患者が救われると想います。皮膚科疾患の帯状疱疹の痛み等は、鍼治療をするとその場で軽減激減します。痛み止めやブロックより有効だと私は考えています。
④人から陰性食品を抜き、更に医原性の冷えを除くと、その人が浮かび上がってくる。※西洋医学の薬は人を冷やす。
樋口 理 先生のコメント
“冷えは万病のもと”の言葉どうり、多くの方からコーヒー・緑茶・ビール・水・甘い物・白い物・冷たい物・果物などの陰性食品(人を冷やす食物)を除き、更に痛み止めや湿布等の医原性の冷えを除くとその方の諸々の症状がとれ、健康体になります。
⑤何がtrue? 東洋>>西洋の可能性がある。
樋口 理 先生のコメント
患者さんには、東洋医学の食養生を指導し実践してもらい、東洋医学の治療手段~漢方・鍼灸・吸い球等~を提供しています。東洋に住んで居る日本人は、東洋があっているとしか言いようがありません。~~~~~       

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